日本認知科学会
知覚と行動モデリング(P&P)研究分科会
 「知覚と行動モデリング(Perception & Psychonomic modeling)」研究分科会(SIG P&P)では,知覚・行動における情報処理システム・脳システムのメカニズムを統合的に理解することを目指し,心理学・脳神経科学・社会科学・人工知能・ロボット工学などの多様なバックグランドを持つ研究者が集い,知覚と行動の認知モデルについて多角的に議論していける場を提供していきたいと思います。多感覚知覚・身体性/社会性認知・エンボディメント・コミュニケーション・意識・美感・ニューロエコノミクスなどの様々な分野と関連しながら,実験心理学や認知神経科学からのアプローチによる知覚・認知行動研究の新たな枠組みを創出することを目指します。


研究会が無事に終了しました。


2013年7月13日14日に電子情報通信学会ヒューマン情報処理(HIP)研究会,日本バーチャルリアリティ学会VR心理学研究委員会と共催で,下記の要領で研究会を開催しました。
2日間で延べ76名にご参加いただき,活発な議論が繰り広げられました。

【テーマ】「バーチャル空間・特殊空間の知覚・認知」,「多感覚知覚」,およびヒューマン情報処理一般

【日時】2013年7月13日(土),7月14日(日)

【会場】新潟国際情報大学 新潟中央キャンパス 

【共催】
 電子情報通信学会ヒューマン情報処理(HIP)研究会
 日本バーチャルリアリティ学会VR心理学研究委員会

【講演】
(1) 健常成人における自閉傾向の個人差と被視線感覚
松吉大輔(東大)・藏口佳奈(京大)・内田聖菜・田中優実子(東大)・蘆田 宏(京大)・渡邊克巳(東大)
(2) 食器の材質・質感における感覚間統合が味覚評価に及ぼす影響
田中観自・陳 娜(東大)・坂井信之(東北大)・渡邊克巳(東大)
(3) 三次元仮想空間における大きさの知覚的平均化
高橋康介・渡邊克巳(東大)
(4) 身体方向が接近物体に対する運動知覚に与える影響
三輪拓馬・金子寛彦(東工大)
(5) 能動的行動によって変化する運動物体の速度知覚
門野泰長・金子寛彦(東工大)
(6) 放射状の光学的流動パタンによる剛体運動知覚の発達
和泉絵里香・白井 述(新潟大)・金沢 創(日本女子大)・山口真美(中大)
(7) [招待講演]現場と実験室をつなぐ学際発達科学
渡邊克巳(東大)
(8) アグレッシブドライビングの観察評価手法(OR-AD)の提案
松尾治夫(日産自動車/奈良先端大)・Julie McClafferty・Shane McLaughlin(VTTI)
(9) 大規模空間における土地の高低差の学習:仮想環境による検討
津田裕之・杉本匡史・齋木 潤(京大)
(10) 大きいものは強く叩く! 〜 刺激・概念の諸特性と反応出力強度との適合性 〜
永井聖剛(産総研)・山田陽平(奈良教育大/産総研)・中川 岳(筑波大)・河原純一郎(中京大/産総研)
(11) ヘッドマウントディスプレイを利用した周辺視野機能を計量するための実験システムの開発
吉岡陽介(千葉大)
(12) 人物画の表情および人物印象の知覚に及ぼす光源の影響
作田由衣子(中大)・金沢 創(日本女子大)・山口真美(中大)
(13) 番組視聴中の脳活動からの「笑い」の解読
澤畠康仁・小峯一晃・森田寿哉・比留間伸行(NHK)
(14) 発話内容の理解における発話者の表情の影響
橋麻衣子(学振/東京女子大)・木幸子・田中章浩(東京女子大)
(15) TMSによる脳波位相同期が示す視覚・聴覚ワーキングメモリの脳リズムネットワーク
川崎真弘(筑波大)・北城圭一(理研)
(16) 触覚刺激による事象関連電位を用いたBCIシステムの検討
岡田奈雄登・堀 潤一(新潟大)
(17) 集団同時計測脳波を用いたP300発生人数推定
吉竹一智・唐山英明(富山県立大)





 組織

主査:嶋田総太郎(明治大学)

幹事:横澤一彦(東京大学),喜多伸一(神戸大学),田中章浩(東京女子大学),永井聖剛(立命館大学),北田亮(生理学研究所),川崎真弘(筑波大学),宮崎美智子(大妻女子大学)

事務局:座間拓郎・都地裕樹(明治大学)

住所:〒214-8571
   神奈川県川崎市多摩区
   東三田1-1-1 A館605室
   明治大学 理工学部
   電気電子生命学科
   認知脳科学研究室

E-mail:p-and-p[at]ml.meiji.ac.jp


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